「ネギトロが、ネギがのっていないのに、ネギトロと呼ばれる理由」 この差ってなんですか?

2018年5月22日の「この差ってなんですか?」で、「ネギトロが、ネギがのっていないのに、ネギトロと呼ばれる理由」 について説明がありました。

新宿にあるマグロ専門店の”マグロ商店”の店長の青木智宏さんの話では、スーパーなどで売っているパックのネギトロが、ネギがのっていないのに、ネギトロと呼ばれる理由は、ネギがのっているからネギトロと言うのではなく、マグロをミンチ状にしたものを、ネギトロと言うからだそうです。

マグロのネギトロになる部分は、身と皮の間にある、皮に付いた身の事で、スプーンを使って、身をそぎ取る事を、ねぎ取ると言うそうで、この”ねぎ取る”から、ネギトロと呼ばれる様になったそうです。

”ねぎ取る”と言うのは、元々は、江戸時代にあった言葉で、江戸時代の建築用語で、土を掘ると言う意味の根切りと言う言葉があったのですが、マグロの身をそぎ取る様子が、土を掘っている様に見えた事から、この言葉が、お寿司屋さんなどでも使われる様になり、根木って取る->ねぎとる->ネギトロと言う風に、なまって行ったそうです。

この皮に付いた身の部分のネギトロは、私達が通常食べるネギトロとは大きな味に違いがあるそうで、中落ちも、今ではネギトロとして、扱われているそうですが、元々のネギトロになる部分は、皮目と呼ばれて、大トロと、中トロに面した、脂ののった部分で、皮目のネギトロは、中落ちのネギトロとは全く味が違うそうです。

そして、ねぎは、ネギトロの名前とは関係は無いそうですが、ねぎをネギトロの上に乗せる理由は、マグロの身は、ミンチ状にすると、空気に触れる部分が多く、生臭さが増すので、生臭さを消すために、ねぎを乗せたのが、始まりだそうです。

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