2016年11月22日の「この差ってなんですか?」で、「甘いミカンと普通のミカンの差」について説明がありました。
みかんを食べた時に、普通のミカンの甘さの時もあれば、とびっきり甘いみかんの場合もあると思いますが、25年間ミカンを作り続けている、愛媛・八幡浜市のJAにしうわ真穴柑橘共同選果部会の副共選長の大下克夫さんの話では、甘いミカンと普通のミカンの差は、ミカンの房の軸の太さでわかるそうです。
軸が細いと甘くなるそうで、軸の細いみかんと、軸が太いみかんの糖度を測定してみると、軸の細いみかんは、糖度が14.3度で、軸が太いみかんの糖度は、11.4度で、およそ3度も差がありました。
軸の太さでみかんのあまさに差が出る理由は、軸からみかんの水分が運ばれてくるので、軸が太いと、より水分が入り、みかんに含まれる糖分が薄まってしまうので、甘さが減ってしまうのです。
軸の太さに差ができる理由は、木になっている時に上向きに付いているミカンは、その重さに耐える為、軸が太く、木になっている時に下向きに付いているミカンは軸が細くなります。
そして、ミカンをむく時に、ヘタからむくと、白い筋が残らずによく取れるそうです。