2016年12月12日の「ワールドビジネスサテライト」で、「急激に注目が増している“スーパー大麦”」の話題がありました。
2016年のYahoo!検索大賞で、食品部門賞を受賞したのが、「スーパー大麦グラノーラ」で、スーパー大麦は、大麦を品種改良したもので、今食材として注目を集めていて、2016年12月13日から本格的に販売されるそうです。
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2016年12月12日に、都内で、スーパー大麦を使った新しい食品の発表会があったそうです。
日清シスコの松長直樹ブランドマネージャーの話では、スーパー大麦は、これから来ると言うよりは、もう、既に来ていると感じるそうで、おいしさもさることながら、機能を重視して、買う人に届けたいと、話していました。
日清シスコでは、3ヶ月という異例の速さで、開発を終えたそうですが、開発でも難しかったのが、スーパー大麦を単体で食べると、「ゴリゴリ」「ガリガリ」と、少し、不快な硬さがあったそうで、それを解決する為に、スーパー大麦が硬い分、軟らかいドライフルーツを多めに入れたそうで、新商品の「スーパー大麦グラノーラ」を200g、500円前後で、販売を開始します。
日清シスコでは、今後、ココナッツサブレなどの他のブランドにも、スーパー大麦の使用を検討しているそうです。
オーストラリアで、10年間、品種改良を重ねて生み出されたスーパー大麦は、「難消化性デンプン」と言う物質を、一般的な大麦の4倍多く含んでいるのが、特長です。
大腸には、善玉菌と悪玉菌が住み着いていますが、特に大腸の奥の方は、悪玉菌が多くなりがちで、炎症や、最悪の場合には、大腸がんの発症の原因にもなると言われています。その為、この悪玉菌と戦う、善玉菌を増やす必要があります。
善玉菌の餌となる、水溶性の食物繊維は、消化されやすく、腸の奥まで届きにくいという難点がありますが、スーパー大麦に多く含まれる「難消化性デンプン」は、消化されにくい為、腸の奥まで届きます。餌が多く届いて、善玉菌が活性化する事で、腸の奥まで健康になるとの事です。
このスーパー大麦の臨床試験を行ってきた、帝京平成大学健康メディカル学部の松井輝明教授の話では、20代から60代の男女18人が、スーパー大麦を4週間摂取したら、腸の奥の、善玉菌が活性化され、「酪酸」と言う物質が、4割アップしたそうです。
「酪酸」が増えると、大腸の炎症を抑え、肥満抑制などの効果もあると期待できるそうで、糖尿病、高血圧、ガン、生活習慣病などの、一般的な病気にも、多分効果が出てくると考えているそうで、今後、更に、分析すると話していました。
小売の現場でも期待が高まっており、イトーヨーカドーでも「スーパー大麦グラノーラ」を約160店舗で発売する様です。
スーパー大麦グラノーラは、2016年12月13日からは、全国のイトーヨーカドーで販売されます。
イトーヨーカドーアリオ北砂店では、新商品のシリアルは、通常200から300個仕入れるのが普通ですが、スーパー大麦グラノーラは、1万個仕入れたそうです。
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