「安い外国産輸入肉を、高級和牛味にする方法」 あのニュースで得する人損する人

2016年7月14日の「あのニュースで得する人損する人」で、「安い外国産輸入肉を、高級和牛味にする方法」 について説明がありました。

サイゲン大介こと若手お笑いコンビ「うしろシティ」の阿諏訪泰義(あすわ たいぎ)さんは、神の舌を持つ、元プロの料理人ですが、100g約300円の外国産ステーキ肉を、100g約1000円の国産和牛の味を再現していました。

1.100g約300円の特売の外国産ステーキ肉を用意します。そして、このお肉を柔らかくします。
脂部分を切り落とし、肉の両面に包丁で切れ目を入れます。切れ目の間隔の目安は約1cm。
これをすることにより、繊維を断ち切って、お肉がやわらかくなります。

2.ジップ付きの保存パックに炭酸水を入れ、肉全体を20分つけます。
20分経つと、若干白くなります。こだけで、お肉がやわらかくなります。
女子栄養大学栄養学部専任講師の浅尾貴子さんの話では、肉が焼くとかたくなる原因は、肉の繊維に含まれるたんぱく質で、たんぱく質は熱すると固くなる性質がありますが、炭酸水に含まれる、炭酸水素ナトリウムが、肉のたんぱく質を分解して、焼いてもかたくなりにくくします。

3.炭酸水につけた肉の水気を、キッチンペーパーで軽くふき取ったら、更にやわらかくする為に、
コーヒーミルクをかけます。コーヒーミルクには、植物性の油脂が含まれているので、この油分が、肉をコーティングし、肉の中から水分が出るのを防いでくれます。

4.次にお肉に風味を付けます。お肉屋さんで、買い物をすると無料でもらえる国産和牛の牛脂を使います。
スーパーなどで、小分けにされている牛脂は、外国産の牛脂の場合もあるので、お肉屋さんに言って、国産和牛の牛脂をもらいます。
外国産の牛脂だと、香りがあまり出ない場合があるそうです。
この牛脂を、レンジで、500Wで1分半加熱して、溶かします。
和牛独特の甘さと香りは、和牛香と呼ばれる香り成分で、これが、和牛の牛脂には多く含まれているそうで、この和牛香を利用して、国産和牛のような風味を出します。

5.溶かした牛脂を、小さじ2杯ほどお肉にかけ、よく塗り込みます。この時に、最初に入れた包丁の切れ目に、牛脂が入り込むようにすることで、霜降り状態を再現します。

6.常温のまま20分寝かせてから、牛脂を塗りながら、お肉を焼きます。通常お肉は、焼く前に、塩コショウしますが、そうすると、お肉から水分が出て、固くなってしまうので、塩コショウは、焼いた後にかけます。

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