「普通のクリーニング」と「ドライクリーニング」の差 この差ってなんですか?

2016年10月18日の「この差ってなんですか?」で、「普通のクリーニング」と「ドライクリーニング」の差について説明がありました。

明治39年に創業し、日本で初めてドライクリーニングを導入した、白洋舎で研究員をしている仲田結華さんの話では、「普通のクリーニング」と「ドライクリーニング」の違いは、お湯で洗っているか石油で洗っているかの違いだそうです。

普通のクリーニングの場合は、最初に粉末の洗剤を使い、お湯で洗うが、普通のクリーニングでは、約50度のお湯で洗いますが、ドライクリーニングは、石油から作られた有機溶剤で洗うそうで、有機溶剤とは、汚れを落とすために作られた石油製品です。

「お湯」と「石油」で、洗い分ける必要がある理由は、取れる汚れの違いで、汗やコーヒーなどの水溶性の汚れは、「お湯」で洗い流すことができますが、排気ガスや化粧品などの油汚れは、「お湯」で洗うと油が水を弾くので、汚れが落ちにくいのです。しかし、有機溶剤で洗うと、同じ油成分である有機溶剤が油汚れと混ざり、溶かしてくれるので、汚れが綺麗に落ちます。

通常、汗やコーヒーなどの水溶性の汚れが付きやすいワイシャツは、普通のクリーニングで、排気ガスや化粧品などの油汚れが付きやすいスーツやジャケットなどの上着は有機溶剤で洗うドライクリーニングをすることが多いそうです。

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