2016年6月28日の「林修の今でしょ!講座」で、焼きそばを炒める前にチンすれば麺のコシが出る理由について説明がありました。
電子レンジ研究30年以上、博士号も取得した学術博士の肥後温子さんの話では、焼きそばを炒める前に、チンすれば、麺のコシが出るそうで、麺のデンプンをのり状にすれば、名店のようなコシが出るそうです。
普通に作った焼きそばと、炒める前に電子レンジでチンしてから作った焼きそばを食べ比べをしたところ、電子レンジで、チンした方がコシがあったそうで、電子レンジでチンした麺を細かくカットし、歯ごたえとコシが計測できる装置で検証を行うと、未調理の焼きそばより、電子レンジで加熱した方が、歯ごたえが、10%高いし、コシがある事が分かったそうです。
焼きそばの麺を、電子レンジで温める位(袋が膨れる位が目安)加熱すると、麺がほぐれるという効果があり、それとコシがでます。
理由は、マイクロ波は、でんぷんがのり状になり、粘りが出るのを促進させる効果があり、電子レンジで加熱すると、麺内部の温度が上がるだけでなく、でんぷんをよりのり化して、より強い粘りを出します。
電子レンジで温めた麺は、ほぐれて温度も上がっているので、野菜を炒めている時に、焼きそばの麺を入れますが、すくに仕上がります。中華は、短時間で、仕上げた方が、野菜のシャキシャキ感も残り、美味しくなります。
尚、冷たい焼きそばの麺を放り込んで、ほぐして、加熱しているうちに、野菜もべちゃべちゃにしてしまいます。
カチカチの冷凍うどんで、焼きうどんにする場合も、電子レンジで加熱すると、効果的があります。