2017年2月21日の「この差ってなんですか?」で、「スルメとあたりめの違い」 について説明がありました。
同じイカのおつまみの、スルメとあたりめのに違いはないそうで、全く同じものだそうです。
スルメも、あたりめも、イカの内臓を取り除いて、乾燥させた加工食品で、原材料も全く同じですが、同じものなのに2つの呼び名がある理由は、築地にある乾物屋さんで、創業68年の築地信濃屋の松田耕一さんの話では、昔から、スルメは縁起物として、扱われる事が多く、結納や、建物を建てる時の棟上げなどで使われてきたそうです。
そして、スルメの方が先に使われており、貴重な保存食だったスルメは、明治頃から、神様へのお供え物や、縁起物として扱われてきたそうです。
しかし、スルメと言う言葉は、「する」と言う言葉が入っているので、昔の人は、お金を、賭け事で、「する」とか、お金を「すられる」とか言うことで、「する」と言う言葉を嫌ったそうで、江戸時代の商人は、「する」の部分を、縁起の良い「あたり」に変えて、「あたりめ」と呼ぶようになったと言われているそうです。
だた、本来のスルメと言う言葉も馴染みがあるので、現在まで残り、2つの呼び名が存在しているそうです。