2017年3月21日の「この差ってなんですか?」で、「ベータカロテンが豊富なニンジンを見分ける方法」 について説明がありました。
ニンジンに多く含まれるベータカロテンは、ガンや高血圧などの生活習慣病の予防効果があるそうですが、ニンジンの芯の太さを見るだけで、ベータカロテンの量がわかるそうです。
旬八青果店バイヤーの松根拓乃さんの話では、ベータカロテンが豊富なのは、芯が細いニンジンで、ニンジンの栄養は、芯の部分よりも、芯の周りの方が詰まっているそうです。
ニンジンの芯の部分は、葉っぱに水や栄養素を運ぶ為の管で、より栄養が詰まっているのは、芯の周りだそうです。
一般社団法人の日本食品分析センターで、ベータカロテンを計測すると、芯の周りは、100g中9,080マイクログラムあり、芯の部分は、100g中3,410マイクログラムだったので、芯の周りには、芯の部分の約3倍のベータカロテンが含まれていることがわかったそうです。
ニンジンを切る前に見える芯の太さと、輪切りにした時の芯の太さはほぼ同じなので、芯の細いニンジンは、栄養豊富な芯の周りが大きくなるので、ベータカロテンも豊富だそうです。