「ボジョレー・ヌーボーが飲む期限が決められてる理由」 さまぁ〜ずの神ギ問

2016年11月20日の「さまぁ〜ずの神ギ問」で、「ボジョレー・ヌーボーが飲む期限が決められてる理由」について説明がありました。

日本ソムリエ協会の田崎真也会長の話では、元々、どこの土地でも、毎年収穫できるぶどうから、ワインを作って、ワイワイ飲むっていうのをやっていたそうですが、その習慣がある時に、駄目になってしまったそうです。

元々ボジョレー地方で作られるワインは、地元の人が飲むようなもので、毎年11月に収穫祭を開き、その年にできた、フレッシュなワインを地元だけで楽しむ習慣があった。

しかし、第2次世界大戦後、地元だけで楽しまれていたボジョレーのワインは、次第にパリのカフェなどでも知られる様になり、マーケットが拡大して、金儲けがしたい販売業者たちは、いかに早く出荷できるかを競い合うようになったそうです。

早く出荷をした方が売れるので、段々品質が悪くなったのを受けて、1951年ワインの品質低下を懸念したフランス政府は、その年にできた全てのワインの出荷日を、毎年12月15日以降にすると定めたそうで、12月15日から、現在の解禁日である11月の第3木曜日になった理由は、1967年フランス政府が新たに定めた法律(プリムール法:新酒法)で、ボジョレー地方のワインの解禁日は、1か月前の11月15日に早まり、更に、日曜日は、働かないというフランスのお国柄が理由で、運送業者や、スーパーや大口のワインショップなども休みになるので、1985年以降解禁日は11月の第3木曜日に変更されたそうです。

因みににボジョレー・ヌーボーは、美味しく飲むには、一般的なワインと同じように、特に賞味期限というのは無く、翌年の夏を超えない手前で飲んだ方が良いそうで、フレッシュ感は半年たっても十分残っているそうです。逆に、味の滑らかさとか、まろやかさは、半年後の方が、まとまりが良くなるとの事です。

但し、お店で、年越して、ボジョレー・ヌーボーをサービスするのは、ダサいそうですが、逆に、10年経ったボジョレーヌーボーを飲んでみてくださいと言うのは、お洒落です。

実際に、田崎真也さんは、ボジョレー・ヌーボーを10年寝かせているそうです。

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