「秋鮭」「銀鮭」「紅鮭」の差 この差ってなんですか?

2016年11月1日の「この差ってなんですか?」で、 「秋鮭」「銀鮭」「紅鮭」の差について説明がありました。

王子サーモン 銀座店専務の浅倉徳司さんの話では、「秋鮭」「銀鮭」「紅鮭」の差は、鮭の種類の違いだそうです。

●秋鮭
主に、北海道・東北地方の近海に生息し、青や紫のストライプ模様が特徴で、正式名は白鮭です。
秋に獲れたことから、この時期「秋鮭」と呼ばれていますが、春から夏にかけて獲れるモノは「トキシラズ」と呼ばれています。
お歳暮などで贈られる「新巻鮭」は「秋鮭」を塩漬けして作られたものです。

●銀鮭
日本近海ではほとんど獲れないため、食卓に並ぶものは、チリから輸入されています。
特徴は黒い斑点が見られます。

●紅鮭
紅鮭は北太平洋などに生息し、こちらも日本ではほとんど取れない鮭で、上半分は、青みを帯びていて、非常に美しい魚です。
この紅鮭が、産卵期を迎えると、真っ赤に染まり、非常に美しい紅色になります。身も、秋鮭や銀鮭に比べて赤いです。

この 「秋鮭」「銀鮭」「紅鮭」味は、全然違い、理由は、脂ののり方が全く違うからです。

東京海洋大学の岡崎恵美子教授の話では、脂ののりがよかった鮭は、1番目が銀鮭で、2番目は紅鮭、3番目は秋鮭でした。
それぞれに適した調理方法があり、一番脂が少ない秋鮭は、バターや油を使っても、さっぱりとした味わいなので、フライ、ホイル焼、ムニエルなどがオススメです。
紅鮭は、身がしまっており、鮭ならではの味わいを1番感じられるので、焼き鮭にして食べるのがオススメです。おにぎりは、紅鮭がオススメです。
銀鮭は、最も脂がのっているので、身から脂が溶け出して、美味しいダシになるので、シチュー、お鍋などがオススメです。

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