お餅やリンゴのカビ 林修の今でしょ講座

2016年5月31日の「林修の今でしょ講座」で、「梅雨の悩みを解決!林修が本気で知りたいカビ・ダニ質問 」という話題がありました。

カビの研究の第一人者の千葉大学 真菌医学研究センター 矢口貴志准教授の話では、お餅の一部にカビが生えたとすると、カビが生えていない部分を調べてみると、カビの菌糸が生えており、カビの胞子は目で見えるが、カビの菌糸は目で見えないので、カビが生えたら、食べない方が良い。尚、加熱しても、一部のカビ毒は、壊れないので、食べない方が良い。

悪いカビは、発がん性の強い物質を作るアスペルギルス・フラバスというカビがあり、このカビが良く生えるのは、穀物類で、そのカビは、乾燥した所を好む。

日本では、問題になってはいないが、2004年には、ケニアで、カビの生えたコーンのカビの毒により、約100人が死亡した例もある。日本は、食物の管理が良いので、カビの生えた物が、流通する事は、まずない。

日本国内では、リンゴに生えるカビが作る物質「パツリン」は、人間にとって毒性があり、注意されている。見えないカビの菌糸があるので、少しでもカビが生えたら、捨てた方がよい。

常温で保存する食品などは、ワサビを一緒に入れておくと、ワサビに含まれている辛味成分のアリルイソチオシアネートが、抗菌・防カビ効果が期待できる。

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