「アンティーク」と「ヴィンテージ」の差 この差って何ですか

2016年8月7日の「この差って何ですか」で、「アンティーク」と「ヴィンテージ」の差について説明がありました。

骨董品業界の第一人者で、鑑定番組でもおなじみの、岩崎紘昌さんの話では、「アンティーク」と「ヴィンテージ」の差は、100年経っているかどうかで、製造してから100年経っていないものは「ヴィンテージ」、100年以上経っているものは「アンティーク」とされています。

1900年代初頭までは、製造した年に関係なく、古くて価値のある全てのモノがアンティークと呼ばれていましたが、しかし、1934年にアメリカで「通商関税法」ができて、100年以上前に、作られた美術品、工芸品に関しては、課税しないことになったので、100年以上の古いものを「アンティーク」と呼ぶようになったのです。

1980年代に日本がパブルだった時に、日本人が「ヴィンテージ」を買い占めてしまった為に、市場から「ヴィンテージ」商品が無くなってしまたので、100年経っていなくても価値のあるモノを売ろうとして、「ヴィンテージ」と名付けたのがきっかけだそうです。

元々「ヴィンテージ」とは、ブドウが取れた年を指す言葉ですが、古いワインには価値があることだとされた事から、そのイメージを引用したそうです。

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