2017年6月13日の「林修の今でしょ!講座」で、「危険なカビが潜む見逃しがちなシャンプーボトル」 について説明がありました。
カビの研究の第一人者の千葉大学 真菌医学研究センター 矢口貴志准教授が、危険なカビが潜む見逃しがちな場所について説明していました。
危険なカビが潜む見逃しがちな場所のワースト4位に入ったのが、シャンプーボトルで、100軒の家を調査して、24軒の家のお風呂場にあるシャンプーボトルの側面や、ノズルにも、危険なカビが潜んでいました。
お風呂には赤カビや黒カビなど、様々な種類のカビがいるそうですが、シャンプーボトルに潜んでいるのは、「エクソフィアラ」という猛毒のカビで、エクソフィアラと言うカビは、最初は、小さな傷口から体内に入り、皮膚の表面で炎症を起こし、血液にのって、場合によっては、脳に入り死に至ることがあるそうです。
100軒の家の調査では、シャンプーボトルにカビがいなかった家庭の共通点は、風呂から上がる時に、一番最後の人が、必ずやっているのが、シャワーで、泡を全体に流して、汚れなどが、残らない状態にしているそうです。
シャンプーボトルの泡には、皮膚のカスや、脂が含まれており、カビはシャンプーボトルに付いているカスを、栄養にしているそうです。
その為、カビのエサになる、人間の皮膚やアカを残さないことが、カビの弱点をつくポイントで、お風呂上がりに、泡を流すだけでも効果的だそうです。
カビが好む条件が揃うと、どれくらいの速度で育つのか検証したところ、カビは温度25度、湿度70%、栄養分が揃うと、飛躍的に増殖して行き、5日目で、シャーレが真っ黒で、カビだらけになっていました。