「”和食さと”の食べ放題で元が取れるか検証」 たけしのニッポンのミカタ!

2017年9月8日の「たけしのニッポンのミカタ!」で、「”和食さと”の食べ放題で元が取れるか検証」 について説明がありました。

「和食さと」は、和食メインのファミリーレストランとして、関西・中部・関東に202店(9月8火現在)と、日本一の店舗数を誇っていますが、お店の看板メニューは、2009年より始めた、しゃぶしゃぶと、すきやきの食べ放題で、更に、サイドメニューとして、寿司や天ぷら、揚げ物など、75種類以上が食べ放題のプレミアムコースで、値段は、2,590円です。

サトレストランシステムズ 和食さとマーケティング部長の中村英紀さんの話では、この値段でも、「なんとか儲かっている。」とコメントしていました。

「和食さと」には、採算を確保するための基準が存在しているそうですが、番組スタッフ2人が、どれだけ食べれば赤字になるか、検証していました。

検証に使っていたのは、食べ放題制限時間120分、2,590円X2名=5,180円の「さとしゃぶ プレミアムコース」でしたが、料理の金額は、社外秘の原価表を元に計算していました。

店側が赤字になるまで、二人が食べた量は、注文品数44皿、総重量は、3.2kgでしたが、そこには驚きの事実があったそうで、そぞれが食べた物を原価と照らし合わせてみると、肉だけを食べ続けたディレクターは、総重量が、1.4kgで、原価3,050円(一人分+460円)で元が取れていましたが、サイドメニュー中心に食べた、ADは、食べた総重量が、1.8kgでしたが、原価は2,350円(一人分-240円)と、元が取れていませんでした。つまり、「和食さと」としては、肉だけを食べ続けられると、採算が取れなくなってしまうそうです。

その為、「和食さと」としては、しゃぶしゃぶ以外に、サイドメニューを充実させる事で、全体の利益を確保する仕組みを作っているそうで、原価の高い肉と、安いものを織り交ぜながら、全体コントロールしているそうです。料金設定の基準は、更に、一人あたりの原価を分析しているそうで、例として、4人家族の場合には、夫婦は、元が取れていませんでしたが、子供2人は元が取れていました。

しかし、子供が元を取っても、4人の合計としては、元は取れなかったそうです。つまり、おおむねテーブル単位で、利益が出るシステムとなっているとの事です。

夏休み中に来たお客様10組で見ると、元を取ったお客様はいなかったそうです。

更に、バックヤードには、従業員はわずか3名で、食材が下処理などが行われた状態で店に運ばれてくるので、少人数での運営が可能だそうです。

和食さと|サトレストランシステムズ

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