2017年11月14日の「この差ってなんですか?」で、「賞味期限が短い水と賞味期限が長い水の差」 について説明がありました。
賞味期限が短い2年の水と、賞味期限が長い5年の水の差を、山梨県富士吉田市の富士ミネラルウォーターアクアワークスで、工場長の上野忍さんに確認していました。
ペットボトルの水を作る工程は、富士山2合目の標高850m付近の地下から組み上げた水を、120℃まで加熱し殺菌します。そして、加熱殺菌した水を、ペットボトルへ入れます。
賞味期限が短い2年の水も、賞味期限が長い5年の水も、製造工程は全く同じですが、その差は、使うペットボトルによるものだそうです。
賞味期限2年のペットボトルの厚みは、0.31ミリで、賞味期限5年のペットボトルは、厚さが0.34ミリでした。その為、賞味期限が長い水の方が、わずか0.03ミリ厚い事がわかったそうです。
ペットボトルが厚いと、賞味期限が長くなる理由は、ペットボトルには、目には見えない細かい穴が空いていて、その穴から、水が蒸発して、中身が減ってくるそうです。
ペットボトルの水が減ると、計量法という法律にひっかかり、500mlのボトルの場合は、中身が、2%より多く減ると、その商品を販売できなくなってしまうそうです。
その為、薄いペットボトルは、2年経つと2%より多く減ってしまい、販売できないとの事ですが、富士ミネラルウォーターアクアワークスでは、6年3ヶ月後まで調査をしたそうですが、中身の品質は全く問題がなかった様です。ただ、保管状態により、品質が変わるので、賞味期限内に飲んだ方が良いそうです。